スーパーに行くとBGMが流れていますよね。20歳頃に初めて海外旅行したときに、BGMの流れていないスーパーで買い物をして、ものすごく違和感がありました。今では、BGMは流れているのでしょうか?と思います。

それぐらい、普段、私たちがお店で耳にしているBGM。実は今、その「お金の仕組み」が数十年ぶりに大きく変わろうとしています。現在、文化庁では「レコード演奏・伝達権」という新しい権利を創設するための議論が進んでおり、その「素案」に対して私たちの意見(パブリックコメント)が求められています 。
これまで日本には、お店で音楽を流す際、作詞家や作曲家(JASRACなど)にはお金を払う仕組みがありましたが、市販のCDに限っては、実際に歌っている歌手(実演家)やレコード会社にはお金が支払われていませんでした。
アメリカでは、伝統的に「放送や店舗での演奏は、レコードの宣伝になる(から無料でよい)」という考え方が強く、長年導入が見送られてきました。ただし、デジタルラジオやインターネット配信については、すでにアーティストへ対価が支払われる仕組み(デジタル演奏権)が先行して導入されています。
http://file:///C:/Users/yoshi/Downloads/toyohougaku63-2_157-182.pdf
今回の改正案では、これを**「レコード演奏・伝達権」**として新設し、アーティストやレコード会社にも「二次使用料」という形で正当な対価が還元されるようにします 。これは、世界140カ国以上ではすでに当たり前のルールであり、日本が音楽産業で世界と対等に渡り合うための大きな一歩です 。
一体、いくらになるのかは気になることです。JASRACの場合、店舗の面積などを指標に年間の使用料(税込)が定められています。
https://www.jasrac.or.jp/users/facilities/pdf/facility9.pdf
この制度が導入されると、飲食店や小売店などは、新たに「実演家・レコード製作者」への支払いが発生します 。そこで、以下のような「現場の混乱を防ぐための工夫」が素案に盛り込まれています。
窓口の一本化: JASRAC に決まっているわけではないですが、JASRACなどの既存団体と連携し、一箇所で手続きを済ませられる簡便なシステムの構築 。
小規模店への配慮: 面積の小さなお店や、収益の少ない事業に対する免除や減額措置の検討 。
これらのルールが「本当に使いやすいものになるか」は、実際に音楽を利用する私たちの声にかかっています 。
また、今回の改正案には、**「デジタル教科書」**に関する重要な変更も含まれています 。 これまでの法律では、紙の教科書に載っているものと同じ内容であれば許諾なし(補償金のみ)で使用できましたが、今後は動画や音声を含む「デジタル独自のコンテンツ」も、スムーズに教室で使えるように対象を広げる計画です 。子供たちがより豊かな教材で学べる環境を作るために、この見直しは不可欠です 。
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まだまだコメントを出すことができます。
「文化審議会著作権分科会政策小委員会報告書(素案)」に関する意見募集の実施について
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=185001471&Mode=0
締め切り: 2026 年 1 月 28 日 23 時 59 分
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今週も知財の雑談を楽しみましょう。
「レコード演奏・伝達権」について雑談するのはいかがでしょうか?

★★IP RIPは、Yuroocleさんに参加させて頂いております★★


















