IP RIP ~チザイの雑談~

知的財産(Intellectual Property)の「かゆいところに手が届く(Reach the Itchy Place)」お話です。

弁理士「弁理士(事務所勤務)とリモートワーク」[らるご~]

先日、弁理士試験の合格発表がありましたね。コロナ禍で行われた今回の試験、合格した方々は本当にお疲れ様でした。合格を機に特許事務所への転職を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。昨今、特許事務所の中にはリモートワークを許可するところがどんどん増えています。転職希望者の方の中には、リモートワークの可否を事務所選びの基準にしてらっしゃる方もいるかもしれません。

事務所勤務の弁理士である私らるご~の職場では、コロナ禍に入って早い段階からリモートワークが推奨され、昨年春の緊急事態宣言中は、ほとんど出社せずに在宅勤務をしている時期もありました。

そこで今回は、「弁理士(事務所勤務)とリモートワーク」というテーマでお話させていただきます。今更なテーマでどこかで聞いたような内容のお話ばかりかもしれません。あしからず。

 

1.自分の周りのリモートワーク事情

私自身の現状は、「リモートワーク推奨だけど出社したかったら出社してもいいよ」という状況です。知り合いの弁理士さん(事務所勤務)の中には、「週3出社、週2リモートワーク」という人や「必要なければ週5でリモートワーク」という人もいます。また、職場との距離については、私の場合、自宅から職場まで40分くらいの距離ですが、とある友人の弁理士さんは、自宅から職場まで飛行機を使うような距離の人もいます。当然この人は、必要な時にしか職場に行きませんし、昨年においては一度も出社していないようです。

 

2.リモートワークで仕事は捗るのか

私個人の見解としては、「職場と比べて集中が途切れないよう注意を要するが、集中できれば職場より捗る」と思っています。自宅で私が仕事をする場合、完全に一人の環境のため、集中できれば何にも邪魔されずに作業に没頭することができます。しかし、完全に一人の環境であるために自分を律しなければならず、隙あらばすぐに些細なことに気を取られて仕事が進まなくなります(あくまで私の場合は、ですが)。また、自宅の場合、疲れたと思ったときに全力で休めるのも利点ですね。ただし、その場合も休みすぎて仕事に戻れなくならないよう己を律さなければなりません。自分以外の他の方は、そんなに気合い入れずに自宅でも集中して仕事をされているように感じますが、どうなんでしょうか・・・。

在宅勤務中のアマビエのイラスト

3.リモートワーク時の連絡アレコレ

職場に自分宛の電話がかかってきた場合は、その後自分の携帯に直接かかってきたり、もしくは、自分宛の電話があった旨のメール連絡があったりします。そうした連絡にすぐに気付けず、ある程度時間が経ってから気付いて折り返しの連絡をしてしまうと、私の場合「サボってたと思われたんじゃないか。」と疑心暗鬼になります。

また、お客さんがWeb会議を希望される場合は、自宅からお客さんとWeb会議もします。以前に自分が経験した例では、自分、お客さん(発明者)、お客さん(知財部)が3人それぞれ自宅からWeb会議に参加するということもありました。なんかすごい時代になったものだなと思います。

 

4.昨年結構リモートワークしていた自分の感想

昨年長期にわたってリモートワークをしていた期間中、私のスケジュールは以下の通りで、毎日単調でした。

朝:家族を送り出したのち仕事開始。

昼:ワイドショー見ながら昼ごはん。昼寝後に仕事再開。

晩:家族それぞれ帰宅したのち仕事終了。 

日中誰とも喋ることなく外界からの刺激もないことから、仕事には没頭できましたが毎日があっという間に過ぎていきました。人間、日々刺激やら変化がないと時間の流れを早く感じることを実感しましたね。巷ではワーケーションという言葉もあって、あこがれもありますが、自分がワーケーションしようとしても絶対に単なるバケーションで終わると思います。下のイラストのように、休暇と仕事を両立出来たらかっこいいんですが。

ノマドワーカーのイラスト 

5.まとめ

以上、「弁理士(事務所勤務)とリモートワーク」でした。メディアでは、リモートワーク万歳!出社なんてもう時代遅れ!なんて論評が多いように感じます。しかし、この1年リモートワークと職場への出社を併用してきた私としては、それぞれにメリットデメリットがあることから、その日の自分の気分に応じて使い分けるのがベストなのではと思っております。今は出社するかリモートワークするかを選択できる特許事務所が多いですが、そのうち実際の職場は存在せずリモートワークのみで成立する特許事務所も出てくるかもしれませんね。目新しい内容のない当記事でしたが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました!