みなさま、こんにちは。
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弁理士の活躍の場としては、以前は特許事務所が主流だったようですが、最近では企業に勤める方も増えているようですね。日本弁理士会の「会員分布状況」（https://www.jpaa.or.jp/about-us/members/）によれば、会員（11513人）のうち、およそ24％（2760人）が会社勤務とのことです（2021.6.30のデータ）。ちなみに当ブログの共同執筆者の4人のなかでは、私とリッキーさんが会社勤めです。
今回ふと、世の中にある様々な業種において社内にどれくらいの弁理士さんがいるのか調べてみたくなりました。そこで、日本弁理士会の弁理士ナビを使って調べてみました。
参考URL：https://www.benrishi-navi.com/search/freeword
検索方法としては、上記HPの【弁理士を探す】という部分に色々な会社の名前を入れてみてヒットする弁理士さんの数をカウントしてみました。また、J Plat Pat（https://www.j-platpat.inpit.go.jp/）を使って各企業の年間の特許出願件数についても調べてみました（今回は、2019年の1年間に出願された件数を指標としました）。
結果がこちらの表です。
2021.09.20作成
特許出願件数は、【出願人識別番号】を使って、2019.0101～2019.12.31に出願された件数を調べました。各業界・企業によって、出願件数は様々ですね。
さすがに世界のトヨタはすごい出願件数です。一方で、弁理士ナビでヒットするトヨタの社内弁理士の数は18人で、そこまで多くないんだなと思いました（私の検索方法が悪いのかもしれませんので、もし、もっと多いよ！という情報をお持ちの方がおりましたら、ご指摘頂けると嬉しいです）。
日立製作所や三菱電機の特許出願件数や社内弁理士の数が多いのはイメージ通りでした。
製薬業界（武田薬品、アステラス製薬、中外製薬）は、年間の出願件数が少なく、1件の重みが相当大きいのが伝わってきます。一方で社内弁理士の数は他の業界に比較して結構多い感じがしました。その他の業種や企業についても他と比較しながら眺めてみると中々面白かったです。
あと、弁理士ナビでは、検索でヒットした弁理士さんの所在地（勤務場所）も出てくるので主なものをついでに記載しておきました。やはり東京が多いですね。
以上、今回は興味本位から各業種において社内にどれくらいの弁理士さんがいるのか簡単に調べてみました。最後までお付き合い頂きありがとうございました！！
★補足★
弁理士ナビの検索結果では、同じ会社で同じ人物がダブってヒットする等のノイズも多少あるので注意が必要でした(ノイズは出来るだけ除去しました)。その他、今回の検索結果（弁理士数、特許出願件数など）に間違いがある等のご指摘があれば教えて頂けると大変うれしいです。
