IP RIP ~チザイの雑談~

知的財産(Intellectual Property)の「かゆいところに手が届く(Reach the Itchy Place)」お話です。

弁理士「お客さんへの連絡の取り方」[らるご~]

特許事務所勤務の弁理士らるご~です。気温が下がるにつれて仕事量も徐々に増してきているような、そんな10月下旬です。さて今回は、以前からずっと自分が悩んでいるテーマについて書いていきます。

それは、「お客さん(知財担当の方、もしくは、発明者の方)に確認すべき事項が出てきた場合の連絡の取り方」です。ここで、確認すべき事項とは、案件の具体的な内容に踏み込むことから、メール上でその内容を説明するのは避けるべき事項のことで、電話で確認すべき事項のことです。この確認すべき事項が出てきた場合、いつも自分は、以下の(1)(2)のどちらにしようか悩んでいます。

 

(1)事前にメールで「あの案件について電話で確認したいことがあるので、ご都合の良い時間帯を教えてください」と伝え、その後、お客さんからの返信メールで伝えられた時間帯に電話する。

(2)事前にメールすることなく、とりあえず電話する。

 

(1)のメリット、デメリット

(1)のメリットは、事前にメールを送ることで、突然の電話によってお客さんの業務が妨げられてしまうのを防止できます。また、確認したい案件を事前に伝えておくことによって、こちらから電話する前にその案件について思い出しておいてもらうことができるため、電話をかけた際に話をスムーズに進めることができます。

(1)のデメリットは、事前にメールを送る→お客さんからメールで回答が返ってくる→「では、(お客さんが)都合が良いと仰られた時間帯に電話します」のメールを送る、と、複数回メールのやり取りが発生することです。

 

(2)のメリット、デメリット

(2)のメリットは、(1)のデメリットで説明した複数回のメールやり取りが発生せず、確認事項に対して迅速に処理できる可能性があります。

(2)のデメリットは、(1)のメリットの反対で、お客さんの業務を妨げる可能性があること、その案件について突然問い合わせられてもお客さん側がその案件に対応するモードになっておらず、困らせてしまう可能性があること等です。また、お客さんが電話に出られない場合もあり得ます。

 

では、私自身どちらが好きかというと、

今まで見てきた先輩弁理士は(2)の方が多かったような気がします。なお、私自身は、お客さんから(2)で電話がかかってきて、「あの案件のあそこの部分についてですが~」と急に言われると、その案件の記憶がすぐに戻らずに?となることが多いポンコツです。そのため、私が電話される側だったら(1)の方が好きなので、お客さんに電話する際にも極力(1)にするようにしています。(2)で電話がかかってきても、キリっと対応できる先生方、尊敬しております。

              電話対応に追われる会社員のイラスト(男性)

まとめ

以上、自分の悩みについて書きました。実際にお客さん側からすると、(1)(2)のどちらが好きなのかアンケートを取りたいくらいの気持ちですね。今回は、いつにも増して知財と関係ない話題でしたが、ご容赦くださいませ。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

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