メタバースの続きも書きたかったのですが、こちらも忘れないうちに書いておきたいなと思いました。
今回は、弁理士試験受験者の方には少しは興味を持ってもらえる内容かなと思います。あとは、登録5年未満の弁理士の方でしょうか。弁理士登録にした後に待ち受けていることの一つです。
弁理士になると、5年のスパンごとに70単位の研修を受けて、自己研鑽することが求められます。ちゃんと研修を受けないと罰則付きです(笑)。
この70単位の中には、10単位分倫理研修というものがあります。このうち5単位はe-learningで講義を受け、もう5単位は集合研修で事例問題をグループで討論する研修です。集合研修は、会場に集まることもあれば、zoomなどのオンライン会議で受講することもあります。
2023年度は、久しぶりに会場に集まっての研修も再開されました。なかには、オンライン会議での受講ができることを知らずに会場型の研修を選んでしまった弁理士もいるようです。
それもそのはず、5年に1回ですから、前回は、コロナ前です。2020年度~2022年度は、倫理研修がオンラインになってしまったなんてことは気づきません。それは、この倫理研修を5年間のスパンのうちいつでも好きな時に受けられるわけではないからです。
弁理士は、5つの期間に、研修の受講期間が割り当てられます。その期間の最終の年度に、倫理の集合研修の案内が来るのです。
研修の中身は?
研修の中身はどんなことをするのか?興味、少しでもあったらうれしいです。
特許法等を離れて、弁理士法、弁理士会会則、規則などに基づいて事例問題をグループで討論します。
まるで論文試験を受けているかのようです。また、解答用紙こそありませんが、予備校で答練をしていたころを思い出します。
正解は用意されていますが、倫理の問題なので、グループで討論していてもなかなか一つにまとまらないのがこの研修の特徴かもしれないなと思っています。
予備校の答練のように1つの解答にたどり着くのが難しい・・・。
倫理というのが、解答をブレさせている気もします。
特に経験豊富な弁理士は、問題文に書いてない設定でも、現実にはこんな問題が起きるとか、こんな条件があるだとか、話をしてくれます。
予想できる範囲にあるものから、予想できないものまで、開業していない私にはとても新鮮に聞こえます。
でも、グループでの結論をまとめるのに時間が足らなく・・・。
どんな設問があるかは、研修受けてからのお楽しみですが、
弁理士登録してから5年近くもすれば、論文試験を受けていたころの感覚は鈍ってくるかなと思います。
そして、研修でやってしまいそうな失敗は、根拠を示すのを忘れてしまうことです。根拠を示すことをお忘れなく!!
まとめ
弁理士登録後の研修について書かせていただきました。弁理士登録するとこんなことがあるという簡単なご紹介でした。
倫理研修は、今年から集合研修も復活しています。もちろん、オンライン研修も併用されています。時代の流れから、どちらかだけに集約されることはないかもしれませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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