みなさま、こんにちは。
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今回は、知財系の書籍を読んだ感想についてです。
齋藤理央 氏の著書、「マンガまるわかり著作権」を読ませて頂きました。
本書は、著作権に関する入門書であり、クリエイターの方や一般の方が疑問に思うようなことがQ&A形式で分かりやすくまとめられています。途中に楽しいマンガ(イラストレーターのmotto 氏による)も挿入されているので、著作権にあまり詳しくない方でも非常にとっつきやすい構成になっています。
インターネットやSNSの発展により、「一億総クリエイター時代」と言われる昨今、誰もが著作権に関わる時代になっています。また、フリマアプリなどにより誰もが気軽にモノを販売できる時代でもあります。著作権を始めとする知的財産権についてある程度理解していないと、悪意のあるなしに関わらず法律を犯してしまう危険性があります。
ふだん、著作権をあまり意識していない方も本書を一読しておくと、インターネット等との関わり方への意識が変わってくると思います。
<本書の内容について>
「文章にまつわる著作権」「写真・美術にまつわる著作権」「イラスト・マンガにまつわる著作権」「音楽・動画にまつわる著作権」など、合計7章から成り、各項目に関するQ&Aが記載されています。
例えば、「文章にまつわる著作権」の章では、「Q 引用のルールを教えてください」や「Q リンクについて著作権法上の注意点を教えてください」など、普段SNSを利用したり、ブログを書いている人には気になる話題が書かれています。
また、「写真・美術にまつわる著作権」の章では、「インターネットで検索した画像を使用するときの注意点」や「SNSに投稿された写真などの注意点」などが書かれています。本書によると、フリー素材サイトの中には勝手に第三者の写真やイラストを無断掲載している悪質サイトもあるそうで、そのような素材をうっかり使用してしまうと過失があると判断されるとのことです。恐ろしいですね。
<本書を読んでみた感想とまとめ>
著作権について、自分自身が違法な行為をしないために考える良い機会になりました。本書では、身近な著作権について分かりやすく注意点がまとめられています。おそらく分かりやすさを重視するために、法律の条文番号や判例の詳しい情報までは記載されていないので、より詳しく知りたい方は本書を入門書としてさらに著作権に踏み込んだ他の書籍も読むと良いと思います。
最近では、学生が動画投稿サイトに人気漫画を無断掲載したり、海外から仕入れた人気アニメのキャラクターのグッズを無断販売したり、とある学校の先生が教材をウェブサイトに無断公開したり、といった著作権違反のニュースをよく耳にします。また、とあるユーチューバー(インフルエンサー)の方が自身の動画の中で、「自分の動画の内容をそのまま文字に書き起こして勝手に書籍化している奴がいた!」と憤慨してるのを見たことがあります。
現代は、インターネットの発展により、悪意のあるなしに関わらず簡単に他人の著作権を侵害したり、逆に侵害される可能性のある時代です。自分自身も他人の著作権を侵害したり、違法サイトへのアクセスや利用をしないように注意したいと改めて思いました。
最後まで読んで頂きありがとうございました!!