IP RIP ~チザイの雑談~

知的財産(Intellectual Property)の「かゆいところに手が届く(Reach the Itchy Place)」お話です。

弁理士「弁理士試験~私の論文対策~」[マータ]

みなさま、こんにちは。

f:id:discussiong1:20200920015224p:plainhttps://twitter.com/b8L18UnY7nPd5NC


前回は、当ブログの共同執筆者4人で弁理士試験について記事にしました。
その記事のなかで、私マータ(ma-ta)は、
『予備校を使って効率的に!』というテーマについて書かせて頂きました。

 

discussiong1.hatenablog.com

 

今回は、具体的な勉強方法(論文対策に着目して)について記事にしたいと思います。

 

《私の合格までの道のり》
まず、私の合格までの道のりは下記の通りです。

1年目:短答×
2年目:短答〇、論文×
3年目:短答免除、論文×
4年目:短答免除、論文〇、口述〇

私は論文に2年連続で落ちてしまい、いわゆる『三振』になりかけた「論文に苦しんだタイプ」です。正直、3年目まで論文の解き方をあまり理解できていませんでした。4年目にやっと解答の『型』が身に付き、答練でも安定して点数が取れるようになりました(LECの論文フォーマット講座のおかげ)。

 

《スケジュールや教材の管理》
勉強のスタイルは人それぞれだと思いますが、私はExcelを活用して勉強スケジュールや教材を管理していました。例えば、一つのExcelファイルに下記のようなシートを作成し、一元管理していました。

日程表(論文試験までの残された日数、毎日の勉強時間などを記録)
成績(毎回の答練の成績を記録、モチベーション維持用)
③特実(各問題の通し番号、問題のジャンル分け)
④意匠(各問題の通し番号、問題のジャンル分け)
⑤商標(各問題の通し番号、問題のジャンル分け)
⑥特実(暗記項目、趣旨など)
⑦意匠(暗記項目、趣旨など)
⑧商標(暗記項目、趣旨など)

 

《各項目の説明》
①、②:
これらについては、文字通りですm(_ _)m

 

③~⑤:
弁理士試験4年目ともなると、論文対策用に集めた答練や過去問の『問題と解答』が大量になってきます。私は、それを整理するために全てに『通し番号』つけ整理しました。例えば、特・実であれば『論文実践答練1回目、2回目、3回目、....』に対して『t-001, t-002, t-003, ‥‥』というように。そして、各番号ごと出題された問題の種類をExcelに記入しました(下図参照)。例えば、t-001では、『出願手続き』や『国際出願』について、t-017では『侵害』や『補償金請求権』について出題されています。

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解答は、『答案構成』だけのシンプルなものを用意し(A4用紙)、そちらにも同じ『通し番号』を記入して管理しました。最終的な問題数は、大体特実で160前後(つまりt-160くらいまで)、商標や意匠で80前後になりました。それらについて繰り返し答案構成を行い、完璧を目指しました。また、重点的に鍛えたかったり苦手なジャンルの問題を集中的に解くこともありました(例えば国際出願関連の問題だけを解く、など)。

 

⑥~⑧:
暗記したい項目や、趣旨問題などもエクセルに一元管理しました(これは口述試験にもとても役立ちました)。例えば、『職務発明とは?』『職務発明の要件は?』『共同発明とは?』『先使用権の趣旨は?』などなど。これらは、定期的にプリントアウトし、通勤時間や昼休みなどに暗記作業をしていました。あとで見返すと、とんでもない量を暗記したなと思います。

 

《まとめ》

私の場合は、Excelで一元管理することで頭の中の整理や教材の整理、スケジュール管理、モチベーション維持に役立ちました。勉強方法は人それぞれだと思いますので、是非、他の方の工夫や体験談も聞いてみたいと思います!!最後まで読んで頂きありがとうございました!!!