IP RIP ~チザイの雑談~

知的財産(Intellectual Property)の「かゆいところに手が届く(Reach the Itchy Place)」お話です。

特許「プレスリリースによる特許の広報的な活用について」【マータ】

 みなさま、こんにちは。

f:id:discussiong1:20211012012531p:plainhttps://twitter.com/b8L18UnY7nPd5NC

 

 最近、ネットを通じて情報収集や市場調査などをしていると、よく『プレスリリース配信サービス』の記事にたどりつくことがあります。『プレスリリース配信サービス』とは、企業や個人のプレスリリース配信をサポートしてくれるweb上のサービスです。有名なところでは、PR TIMESさん(https://prtimes.jp/)や@Pressさん(https://www.atpress.ne.jp/)が挙げられるかと思います。

 

            f:id:discussiong1:20211214225047p:plain

 

 また、私は情報収集手段の一つとして、Google「アラート機能」https://www.google.com/alertsを使って、業務に関連するキーワードを含むニュースや報道記事などが毎日メール通知されるようにしているのですが、その時もよくプレスリリース配信サービスの記事が飛んできます。

 

例えば、企業の研究や技術・サービスに関する記事としては、

 

〇〇社、△△を解析できるキットを開発!~■■の迅速な検査が可能に~


〇〇社、△△エキスに脂肪分解効果を発見!~ダイエット食品開発に応用~


〇〇社、△△技術を開発!~■■への応用が期待~

 

みたいなリリース記事をよく見かけます。プレスリリース記事からは、その会社が今アピールしたいことや、力を入れている研究分野商品開発の動向などを垣間見ることができるので中々参考になります。

 

ところで、こういったプレスリリース記事のなかには、「特許」に関する記事も結構あります。例えば、PR TIMESさん(https://prtimes.jp/)のサイトを参考にさせて頂くと、最近では以下のようなリリースがありました。

 

prtimes.jp

prtimes.jp

prtimes.jp

色々な会社が特許取得をアピールするリリース記事を出していますね。最近の@Pressさん(https://www.atpress.ne.jp/)に掲載された記事も載せさせて頂きます。

 

www.atpress.ne.jp

www.atpress.ne.jp

www.atpress.ne.jp

 

これらのリリース記事を見てみると、他社のけん制というよりは、特許を通じて自社技術をアピールし広報的に活用しているようにみえます。ちなみに、「特許」というキーワードでGoogleアラート機能を設定しておくと、多い時で大体一日10記事くらいが通知されます。記事の多くはプレスリリース以外の通常のニュース・報道が大半ですが、特許に関する企業のプレスリリースも結構含まれています。

 

      f:id:discussiong1:20211214213817p:plain

参考:Googleアラートから通知されたプレスリリース記事

 

<おわりに>

 特許は取得しても権利行使する機会は中々ないため、その効果が見えにくいですが(他社のけん制や自社技術の保護には働いているとは思いますが)、リリースなどを通じて広報的に活用すれば技術力のアピールに繋がりますね。特に、これから知名度を上げたい規模の小さい企業には有効に働くのではないでしょうか。

 

今回の記事を書いてみて、今後私も特許の広報的な活用についてもっと色々と勉強したいと思いました。

最後までお読みいただきありがとうございました!!