PHSを親に持たせてもらう前、
小中学生のときにポケベルが一時的にはやった記憶があります。
そのあと、PHSを持つ友達が増えていきましたが、
私がPHSを持たせてもらったのは、高校生からでした。
実際にユーザーではなかったので、どのような装置であったかについて
詳しくありませんので、まず調べてみたいと思います。
ポケベルとは?
無線呼び出し(むせんよびだし)は、特定の手順によって、電波で小型受信機(通信機器)に合図を送るシステムである。主に連絡を取りたい相手の通信機器に情報を知らせるために用いる。日本ではポケットベル、または略してポケベルと呼ばれる。最盛期を迎えた1990年代(平成)の流行期には個人需要が高く、若者ユーザーからは更に省略され、ベルの愛称で呼ばれた。
記憶にあるのは、テキストメッセージを送ることができることぐらいでしょうか。
ウィキペディアを見ていると、これは最盛期の頃に実現した機能のようです。
1996年の後半にはPHSが普及し始め、ポケベルが衰退し始めたようです。
加入者数は1996年12月末に1045万、1997年12月末に825万、1998年12月末に452万と推移している。
ともありました。
2年でユーザー数が半減するなんて、恐ろしい減り方ですね。
ポケベルのご先祖様は?
我が家では子どもたちが何回も「となりのトトロ」を見ているのですが、
ポケベルについて考えている時にふと、
「ポケベルのご先祖様は、電報か」
と思いました。
初期の電報は、モールス信号を使って電気技師が打鍵や聴取を繰り返すことからはじまったようです。
「となりのトトロ」では、カタカナ文字が紙に印刷されたものが郵便屋さんにより配達されていましたよね。
有線の電気通信回線で信号をやり取りしているものと思われます。
電報とポケベルの違いは?
電報とポケベルの違いは、受信装置というのも答えの一つだと思いますが、
有線通信か、無線通信かという違いも大きいのではないかと思います。
ただ、その当時、無線通信が珍しかったかと言われたらそんなことはないと思います。
ラジオも、テレビも無線通信ですし、
衛星電話もありました。
ラジオも、テレビも、無線通信ではありますが、現在のような双方向ではなく、
片方向の通信でした。
また、衛星電話は、非常に高価であったと思われます。
ただ、PHSが普及する前でしたので、個人所有の無線の通信機として、存在感は大きかったと思います。
電話するにしても、一家に一台電話機がある感じでしたものね。
電報のサービス
ポケベルのサービスは終了ということですが、電報のサービスは健闘しているようです。
祝電、弔電、では用途があるようです。
電報 祝電・弔電の申込みは D-MAIL | NTT西日本 (denpo-west.ne.jp)
祝電は、卒業式だったり、結婚式だったりで、使われていたのを思い出しました。
ポケベルの存在意義
ポケベルは1990年代後半に衰退した後も、防災用、医療用として活躍していたようでした。
ただ、2007年にはNTTドコモがポケベルサービスを終了し、2019年に最後のポケベルサービスが終了したようです。
技術の移り変わりがわかりますね。
特許の観点としては、ポケベルは無線通信機器の技術の基礎を作ったのではないかと思います。
ChatGPTに聞いて、主要な分類を挙げてもらいました
<IPC>
H04B1/38 国内文献22873件、外国文献9772件
H04Q7/00 国内文献209件、外国文献217件
H04M11/00 国内文献71409件、外国文献6408件
<FI>
H04B17/00 国内文献22661件、外国文献6990件
H04B7/185 国内文献1494件、外国文献33件
H04W4/00 国内文献43444件、外国文献675件
H04B1/38ってどんな出願があるのか気になりますよね。
特開2023-095267
最新(2023/11/14現在)の公開公報の出願日は、2021/12/28
公開日は、2023/07/10
J-PlatPatでは、公開日ではなく、「公知日」となっています。
いままで気が付きませんでした・・・。
確かに、最先の公知日なのかは定かではないですが、
公知になった日というのに間違いはなさそうです。
まとめに代えて本日の痒い所
- ポケベルのサービスは、2019年に終了した
- 電報は、姿かたちを変えて、今でも、祝辞、弔辞で使用されている
編集後記
電報のご先祖様はと考えてみると、旗振り信号なのでしょうかね?
今でも、道路工事や、水道管、ガス管の取り換え工事など、交通整備をするときにこの旗振り信号を見ます。
山間部では、さすがに人をずっと配置しておくわけにいかないから、
電子パネルで、人が映し出されて、旗を振ってますよね。
そして、タイマーで1分ごとに、通れる方向を入れ替えています。
さすがに、人間がやっていたことを、機械化した場合は、人間のやっていたことをご先祖様と呼ぶのは、技術的にはどうなのかと考えてしまうところがあります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今週も知財の雑談を楽しみましょう♪
また、本記事を題材に、的を、特許の雑談に絞ってみるのはいかがでしょうか。
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