前回は自由利用マーク
について書かせていただきました。
今回は、自由利用マークが
出てきたならこちらも!
という感じです。
まずは、結論から!
まとめに代えて本日の痒い所
- クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)とは、作品を公開する作者が「この条件を守れば私の作品を自由に使って構いません。」という意思表示です。
- クリエイティブ・コモンズ・ライセンスや自由利用マークを知り、これらのマークがあるものを利用するように心がけたいですね。
- クリエイティブ・コモンズ・ライセンスや自由利用マークがない場合は、利用許諾を得るようにしましょう。
本編
お付き合いいただける方、
本編へまいりましょう!
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
のご紹介です。
クリエイティブ・コモンズは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)を提供している国際的非営利組織とそのプロジェクトの総称です。
CCライセンスとはインターネット時代のための新しい著作権ルールで、作品を公開する作者が「この条件を守れば私の作品を自由に使って構いません。」という意思表示をするためのツールです。
CCライセンスを利用することで、作者は著作権を保持したまま作品を自由に流通させることができ、受け手はライセンス条件の範囲内で再配布やリミックスなどをすることができます。
https://creativecommons.jp/licenses/
CCライセンスは全部で6種類
あります。
いちばん自由度の高いものは
表示のみのマークが付された
ライセンスです。
原作者のクレジット(氏名、作品タイトルなど)を表示することを主な条件とし、改変はもちろん、営利目的での二次利用も許可される最も自由度の高いCCライセンス。
また、自由度の低いものは、
表示-非営利-改変禁止
原作者のクレジット(氏名、作品タイトルなど)を表示し、かつ非営利目的であり、そして元の作品を改変しないことを主な条件に、作品を自由に再配布できるCCライセンス。
他のも調べてみてくださいね。
『著作物を正しく利用するには?』
を前に書かせていただきました。
日本で保護されているものか?
保護期間内か?
自由に使える場合かどうか?
を検討して、
許諾なく利用できるかを判断できる
フローチャートを紹介しました。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスは、
自由に使える場合かどうか?
の判断の一助になると思います。
インターネットで公表してしまうと、
インターネットにあるものは
なんでも自由に使えてしまう
という錯覚をしてしまうかもしれません。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
を付して、著作者が発表すれば、
著作者も、利用者も、勘違いして
お互いを傷つけることがすくなくなる
と思います。
利用者も
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
のある作品を使うように意識すると
いいですね。
そのためには、法律をはじめ、
いろいろなルールが取り決められて
いますから、それらを
知るところから始めたいですね。
利用者側もいる人もいずれは
二次著作等で著作者側を経験
することもあるかもしれません。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
や自由利用マークを通して、
著作者の気持ちも知れると
いいですね。
なお、これらのマークがないということは
著作物を勝手に使われたくないということが
前提であるとして、利用許諾を得るように
しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今週も知財の雑談を楽しみましょう。
今週も著作権の雑談はいかがでしょうか?
帰省されている方は、実家で
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスや
自由利用マークの話をしてもいいですね。